去年の夏からね。
フェイスカバーを導入したんですよ、私。
あれ、めっちゃ便利じゃない?
最初は普通に日焼け対策だったの。
ほら、年々さぁ。
紫外線って「ちょっと浴びただけ☆」で済まされなくなるじゃん?
若い頃なんて、
ノリで紫外線浴びまくってたわけよ。
で、
何年も経ってから請求来るの。
……あの時の紫外線、
リボ払いだったの?って。
だから、
「そろそろちゃんと対策するか…」
って感じで去年から本格的に使い始めたんだけど。
まぁ、これが快適。
チャリンコ乗ってスーパー行くくらいなら、
日焼け止めだけ塗っときゃ、ほぼ乗り切れるんじゃない?
しかも顔半分隠れてるから、
知り合いに会っても気付かれにくい。
なんなら、
遠く見て気付かんフリしときゃオッケーじゃん。
ほんと、これがラクなのよ。
40代にもなると、
「誰にも会いたくないけど、買い物だけは行かねばならぬ日」
って普通にあるじゃん?
そんな時のフェイスカバー。
現代の忍者気取り。
隠れきれてるつもりの
バカな40代。
顔を隠した途端、人はちょっと治安悪くなる
で、使ってるうちに気付いたの。
アレしてたら、めちゃくちゃ気が緩む。
もうね、
社会性のチャックが半開き。
アレしてるだけで、
人格の治安ちょっと悪くなるし。
コロナ禍のマスク生活の影響もあると思うんだけど、
あの頃から口元の締まりが悪くなった気がするのよ。
いや、
ほうれい線とかそういう背筋凍る話じゃなくて。
「口チャック!」って意味の方。
マスクって、
表情隠れるじゃん?
あの頃、みんな結構口元の治安悪かったと思うのよ。
スーパーでも駅でも、
もちろん職場でも。
マスクの下で絶対なんか言ってたって。
だから、ちょっとイラッとした時に、
「っせーな…」
とか、
「チッ…」
とか。
聞こえるか聞こえんか程度で、
地味に悪態ついてたと思うの。
あと、
笑ったらダメな場面で、
マスクの下だけニヤ〜ってしたり。
マスクの下で、人類みんなちょっとふざけてた
で、間違いなく仕事中に変顔してたよね。
真面目な顔して話聞いてるフリしながら、
マスクの下では地味にふざけてるの。
あれ、妙な背徳感あったよね。
チャリンコ漕ぎながら、
退屈しのぎに小さい声で歌ったり。
で、その癖が未だに抜けない。
気付いたら独り言増えてるし、
気ぃ緩んだ時は口開けっ放しの時あるし、
変な顔のままボーッとしてたりする。
とにかく口元が休憩しがちなのよ。
もし今、
急にフェイスカバーが強風で捲れたら、
普通に放送事故。
気付けば、言い訳しながら年中マスク生活してる
でもさ。
あのマスク生活って、
しんどかったはずなのに、
どっかで懐かしんでる自分もいるのよね。
顔半分隠れてる安心感。
化粧サボれる気楽さ。
人との距離感。
ちょっとだけ社会から隠れられる感じ。
あの、
気楽で甘美な暮らし。
だから今でも、
何かにつけて
「マスク付けときゃいいんじゃない?」
って思っちゃう。
冬は風邪と鼻水対策。
春は花粉と鼻水対策。
夏は、
「暑いしマスク無理〜」
と思ってたら、思わぬ救世主登場。
フェイスカバー。
なんだかんだで、
秋もやっぱり、
花粉だ乾燥だでマスク生活再開。
まぁ、結局のところ。
フェイスカバーは日焼け対策だけじゃない。
めんどくさいを減らすための装備なんよね。
省エネで生きたい40代には、
もはや必需品。
だからこれからも、
私のマスク生活はまだまだ続く。
今日も、
隠れきれてるつもりで。
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