私ってマジでリアクションの引き出しが少ない女なんですよ。
とっさに何かを返すのが、とにかく苦手。
しかも瞬発力まで悪いときてる。
頭では何か言わなきゃって思ってる。
でも、気の利いた言葉が何も出てこない。
で、嘘つくのも下手だから、心にもないことをサラッと言えない。
もうね、こんなんだから詰むわけよ。
だから日常でもよくスリープモードに突入しちゃうのね。
でさ、その最たる例が、
たまにLINEに送られてくる知人の子供の写真や動画。
……あれ、正直リアクションに困る。
何て返すのが正解?
これが身内の子だったら話は別。
「大きくなったね〜」
「可愛いね〜」
とか言いながら、気づけばニヤニヤしてんのよ。
昔から知っている友達の子もそう。
小さい頃から見てるから、完全に親戚のおばちゃん目線なのよ。
「〇〇、もう中学生!?」
なんつって。
でもね、ほとんど会ったこともない知人や同僚の子となると、一気に難易度が跳ね上がる。
「可愛いでしょ?」
「大きくなったでしょ?」
って空気は、ちゃんと伝わってくる。
だから何か返さなきゃとは思う。
思うんだけど……。
これが、赤ちゃんなら「可愛いね〜」で済む。
ところが、それが小学校高学年くらいになると、
「えっと……何て返すのが正解?」
って毎回、気づいたら脳みそがスリープしてんの。
まるで、クイズ番組で焦る回答者の気分。
「チッチッチッチ……」
って、残り時間を知らせる音が脳内で鳴り響いてる。
でも、答えは全然出てこない。
結局、
「大きくなったね〜」
「人の子供って、ホント成長早いわ〜。そりゃ、私も歳取るはずだわ!」
って、毎回これで切り抜けてる。
もうね、この二枚のカードだけで何年も戦ってる。
身内の子と知人の子は何が違う?
別に知人の子が悪いわけじゃない。
ただ、私との間に何の接点もないだけ。
それだけの話。
考えてみれば、これって子供に限った話でもない。
旅行の写真でも、趣味の話でも、推し活の報告でも同じ。
本人は見てほしくて仕方ないんだけど、相手は「へぇ〜」で終わることって案外あるじゃん?
例えばね。
猫好きの私は、猫の動画なら延々見てられるんだけど、
興味がない人からしたら、
「へぇ……。」
で終わっちゃう。
たぶん、それと同じなんだと思う。
でもね、子供となると話は少し違う。
「私、意外と子供が苦手なんだよね。」
この一言って、なかなか口にしづらい。
職場でそんなことを言おうものなら、
「えっ?」
って空気にならない?
子育て中の人が多い職場ならなおさら。
いや、別に嫌いってわけじゃない。
ただ、どう接していいのか分からなくて、毎回距離感に迷うのよ。
だから正確に言うと、「苦手」というより、「接し方が分からない」が近いのかもしれない。
これが犬や猫なら、
「私、ちょっと苦手なんだよね。」
って、わりと普通に言えたりするじゃん?
でも、子供となると急に言いづらくなる。
あれって、何なんだろうね。
「苦手」じゃなくて、接し方が分からない
だから結局、
「可愛いね〜。」
って笑顔で返す。
もちろん嘘ではない。
でもね、その「可愛い」は、身内や頻繁に会う子供に感じるものとは少し違う。
きっと、その子と過ごしてきた時間があるからなんだと思う。
一緒に笑ったり、遊んだり、そんな時間を重ねるうちに、自然と情が湧く。
けれど、一度も会ったことがない子に同じ感情を抱くのって、正直なかなか難しくない?
年賀状でも同じことを思う
てか、年賀状もそうじゃない?
子供の写真入りの年賀状を見るたび、
「大きくなったね〜。」
とは思う。
でも、それ以上の感情はあんまり湧かない。
でさ、毎年困るのが処分する時。
シュレッダーに入れる瞬間だけは、何となく申し訳ない気持ちになる。
写真そのものには思い入れはない。
それなのに、子供の顔だからか妙な罪悪感だけは残るわけよ。
あれって、何なんだろうね?
逆に、「子供大好き!」って言ってる人ほど、
子供の顔が写った年賀状でも、
意外とあっさりシュレッダーにかけてたりする。
「あれ? そこは意外と割り切れるんだ。」
って少し驚いたりもする。
てか、その様子を見てると、罪悪感を感じてる私の方がバカみたいじゃん。
送る側と受け取る側の温度差
だからさ、
子供の写真を送ること自体が悪いわけじゃない。
でも、送る側と受け取る側には、案外温度差があったりする。
受け取った方は毎回、
「可愛い〜」
「やだ、大きくなったね〜」
この二枚のカードだけで何年も戦っている。
そろそろ新しいカードを配ってもらえませんかね?
……いや、その前に私のリアクションの引き出し増やせって話なんだけど。
関連記事
→ 昔からの友達がラクな理由は「相変わらずアホやな」で済む関係だから
40代になっても、他人の気持ちを深読みして勝手に疲れてる私の話


