40代、軽い気持ちで就職活動したら、わりとあっさり社会復帰してしまった話

面接を受けている男性のイラスト

無職 → 病む → ハローワーク通いの女になるまで

無職になって、自由に浮かれて、心が折れて、普通に病んで。

そんなこんなで気づけば、
ハローワークに通う女になっていました。

……言うても、
毎日じゃない。

月に1〜2回、
重たい腰を引きずりながら行くだけの、
ほぼ幽霊会員ですが。

目的はただひとつ。

失業保険。

本音を言うと、
……まだまだ無職でいたかった。

昼まで寝て、
人と喋らず、
予定も責任もなく、
社会から一時ログアウトした状態で、もう少しダラダラ生きていたかった。

でもね。

現実はそんなに甘くない。

通帳の残高を見るたびに、
私のメンタルと一緒に、数字も白目むいて倒れかけてる。

というわけで、

「失業保険をもらうため」

という、たいへん不純で切実な理由で、
渋々、就職活動を始めることにしたわけよ。

失業保険をもらうには、働く気があるフリが必要らしい

失業保険ってさ、
ただ座って無職してたらもらえるわけじゃなくて、

・求職活動してます
・働く意思あります

っていうポーズを、
定期的に取らないといけないんですよね。

もうこの時点で、

「いや、心の中は永遠に無職なんですけど」

って感じなんだけど。

働く意思は正直、ほぼゼロ。

今思うと、
「意思ないのにポーズ取ってるやん」って怒られても仕方ない状態だったと思う。

でもさ。

あの頃の私は、マジで無理やった。

やる気がないとか、サボりたいとか、そういう元気な理由じゃなくて。

ただ単純に、
メンタルが地味に死んでて、
いろんなことに自信なくしてて、
社会に出るのが、普通にこわかった。

「また失敗するんじゃない?」っていう不安も、
ずっと頭の端っこに居座ってた。

スーツ着て、
ちゃんとした顔して、
「働きます」って言うのが、もう無理。

心は完全に、引きこもりの住人。

活動アピールのためだけに、
とりあえずハローワークに通って、

求人検索して、
職員さんと、上辺だけの面談して。

やってることだけ見たら、
一応ちゃんと「就活してる人」なんだけど。

中身はほぼ、
失業保険の延命治療状態。

この頃の情緒、だいぶ終わってます。
40代、仕事を辞めたら自由になれた…はずが、普通に病んだ話

パートのつもりが、なぜか正社員になっていた件

…いや、ほんとに。

そんなノリだったのに、気づいたら――

正社員で応募してました。

え?

私、パートでゆるっと働く予定じゃなかったっけ?

週3くらいで、
責任も薄めで、
社会と半分だけ繋がる、みたいなやつ。

……え、どこ行った?

どうやらハロワの職員さんの話術と、
「正社員のほうが安定ですよ」という魔法の言葉に、
あっさり乗せられた模様です。

ちょろい。
豆腐メンタル、ここに極まれり。

正社員になるなら、ここだけは譲れなかった条件

今回、私が重視した条件はこの2つ。

・年間休日が多いこと
・就業時間が短いこと(残業ほぼなし希望)

どうせ正社員で働くなら、

土日祝は休みたいし、
できれば毎日ヘトヘトで魂抜ける生活は避けたい。

……だって、前職で痛い目みてるし。

給料?

そりゃ高いほうがいいに決まってる。

でもね…。

自己肯定感、ブラジルまで沈没中

当時の私の自己肯定感は、

地面にめり込んで、
地球ぶち抜いて、
ブラジルまで爆下がり中。

「私の強み?」

「え、それAmazonで売ってんの?」

ってレベル。

転職サイトでよく見る、

・コミュニケーション能力が高い
・主体性があります
・課題解決力が〜

みたいなやつ。

あれ全部、
別の人間のステータス画面だと思ってました。

私の画面には、

・HP:低
・MP:ゼロ
・自己肯定感:瀕死

しか表示されてない。

しかも、
無課金の初期装備で社会に放り出される仕様。

履歴書と職務経歴書で心がさらに削られる

なので就活中のスタンスは、ほぼこれ。

「こんな私ですが…
それでもよろしければ…
隅っこで静かに働きますので…
どうか…どうか…」

江戸時代の奉公人かな?
自己肯定感、江戸で置いてきた説。

今さら履歴書の書き方を調べ、
職務経歴書のフォーマットにキレ散らかし、
自分の経歴のしょぼさに現実見せられながら

ハロワの担当さんに助けてもらい、
誤字脱字まみれの書類を何度も修正して。

社会復帰、あっさり決まる

で。

拍子抜けするくらい、あっさり決まりました。

面接も、
手応えあったんだか無かったんだか分からないまま、

「採用です」

の一言で終了。

こうして、

長かったような、短かったような無職生活は、
わりと雑に幕を閉じました。

社会復帰した感想:人生の再起動ではなくスリープ解除

社会復帰。

なんか、もっと感動するとか、
「よし、人生やり直すぞ!」みたいな気持ちになるのかと思ってたけど。

実際は、

「え、もう働くん?」

くらいのテンション。

人生の再起動というより、
スマホのスリープ解除。

そんな感じで、
私はまた普通に会社員に戻りました。
ええ、無職生活に後ろ髪引かれながら……

(なお、この選択が正解だったのかどうかは、
まだこの時の私は知る由もありません)

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この記事を書いた人

アラフォー独身、豆腐メンタル。
自己肯定感は、基本控えめ。

職場の人間関係とか、
ひとりで生きてく中でのモヤモヤとか、
どうでもいいことから地味にしんどいことまで、
気の向くままに綴ってます。

だいたい、自虐と愚痴でできてます。